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フィルムスキャナ

去年の秋、久しぶり開田高原を訪ねました。 たまたま松本で仕事が入った時に、ちょうど開田の紅葉が重なったのでした。 仕事を終えてから特急しなので木曽谷を下って木曽福島に泊まり、翌朝はお友だちから早朝モーニングコールが入って、 凍てつく開田で朝焼け御嶽と素晴らしい紅葉を見ることができました。

開田行きには銀塩カメラも持って行って、久しぶりのフィルム現像にどきどきし(デジタルだとすぐに結果が見えるけれど フィルムで撮ると、現像から上がってくるまで撮れたかどうかがわからない)、撮れたフィルムをスキャナで 取り込もうと思ったら、うまく取り込めませんでした。 スキャンした画像は曇りガラスを通して見るようにぼやけているし、発色もおかしい。 1年間使っていなかったので、レンズが曇ったのだろうとオーバーホールに出そうと思ったら、製造中止してから10年以上経った スキャナなので、部品がないからオーバーホールできないという回答でした。 銀塩写真をこれからも撮るなら新しいスキャナを買うしかありません。 しゃーないな、10年以上も使ったんだから、新しいのを買うか。

ところが、調べてみたら、今まで使ってきたメーカーはプロ仕様の何十万もするスキャナしか作っていませんでした。 そんな高いもんは買えない。 えらいこっちゃ!
それから中古品探しが始まりました。 ところが、中古市場でも競争が激しくて、なかなか、なかなか手に入りません。 中古でも、お金を出せば買えるのだけど、新品以上の値段を出してまで中古を買う気にもなれず。

撮ってもスキャンできないので、すっかり銀塩カメラで写真を撮ることもなくなっていたところ、 ようやく中古のフィルムスキャナを手に入れることができました。 前の持ち主が喫煙者だそうで、精密機械だから嫌った人が多かったのか、大震災の後だったからか。 煙草の煙はよくないと思うけれど、手に入れたらオーバーホールに出すつもりでいたので、あまり気にしませんでした。

さっそく、昨秋の開田フィルムをスキャンしてみました。 くっきりすっきりスキャンできて、ノーレタッチでも使えるほどです。 10年以上前のスキャナに比べると操作性能もぐーんとよくなっていて、今のところは大満足です。 開田ページの写真もスキャンし直そうと思っています。

参考画像

(2011年4月22日記)
新しいスキャナで取り込んだ開田

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