日ごろ、思うことなどつれづれに。 バックナンバーはこちらです。
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身延の山小屋
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身延で何日か休日を過ごしたことがあります。
富士川から離れて、支流沿いに細くて険しい山道を車で登ること数十分。
狭い峡谷がぽっかり開けたところに小さな集落があります。
夜に到着すると漆黒の闇で、懐中電灯なしでは歩けません。
空には満天の星がきらめきます。
身延での滞在先は「山小屋」 山小屋の管理人さんはやがて、長年勤め上げた会社を定年退職しました。 「これからは山小屋に行きたい時にはいつでも声をかけて。 これまでより時間ができるから、都合がつけば連れて行けますから」と言ってくださいました。 管理人さんご自身も、電話もインターネットもない山小屋で休日を過ごすと、本当にのんびりするとおっしゃっていました。 でも、なかなか身延まで行くチャンスはつかめず、この数年はすっかりご無沙汰。 先々週には国道52号を走って山小屋のすぐそばを通過して、また行きたいなぁと話しました。 昨日の午後に訃報が届いて、山小屋の管理人さんが旅立たれたことを知りました。 入院しておられることを知ったのが先週。 でも、そんなに悪い状態であるとは知らなかったので、突然の訃報に驚きました。 身延の山小屋で過ごした時間は宝物です。 管理人さんのお人柄のおかげでできた宝物。 またお会いできなくなったことはとても残念で寂しいけれど、闘病を終えての安らかな眠りを心から祈っています。 |
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(2008年2月21日記) | |
「山小屋」から見た風景 |